商品詳細

アデオ [2012] カンポ・アッラ・スーゲラ

＜テクニカルデータ＞
畑面積 19.0ha
平均樹齢 12年
発酵 ステンレスタンクにて10日間
熟成 アリエ産の小樽にて12ヶ月、更に4ヶ月の瓶熟を行う
生産本数 18,000本

＝ 色合い ＝
深みのある少しガーネットを帯びた鮮やかなルビー色。
粘性はやや強め。

＝ 香り ＝
完熟したプラム・カシス、ブルーベリーなどの果実香が主体。
エニシダやピーマンなどの野菜の香りと甘いヴァニラに加え、
チョコレートやコーヒー豆の香りも合わせ持つ。
胡椒やシナモンなどのスパイス香も微かに感じる。

＝ 味わい ＝
豊かな果実味が圧倒的なヴォリュームで迫りくる。
心地よく丸みのあるタンニン分が舌に広がり、伸びやかな酸味のおかげで、
美しいフィニッシュを持つ。
余韻の長さは中程度。

＜ワイナリー情報＞
ドイツの石膏メーカーとして有名なクナフ社が1998年にカンティーナを開いた。
最初に14haのぶどう園を購入し、近年2,5haを追加し現在16.5haのぶどう園を所有している。
おおよそ今のイタリアにおける最新の設備投入したカンティーナは、
2階部分から収穫した葡萄を醗酵課程が終了するまで移動させる事なくすませられるよう
3槽式のステンレスタンクを導入している。
地下には温湿度管理の行き届いた広大なセラーを所有しており、良質なワイン造りを目指す
彼らの取り組みの真剣さが伝わってくる。
海岸線からおよそ6kmの位置、また有名な糸杉並木から約5km入った場所にある彼らの畑は、
より海岸線に近いエリアにヴェルメンティーノ、ソーヴィニヨン、ヴィオニエなど
白葡萄を栽培している。
そしてカンティーナに隣接したエリアにカベルネ、メルロー、プティ・ヴェルドなど
黒葡萄を植えている。
それは南北を貫くカスタネート・カルドゥチへ続く小道の左右で、
少し異なる土壌であることに起因している。
現在彼らはヘクタールあたり9,500本の高密生で栽培し、徹底した収量制限を行うことで
葡萄の品質確保に努めている。
幾多の新進生産者の集まるボルゲリにおいて、最もフィネスとフィナーレの美しさを
たたえたワイン造りを明確に行う彼らは、ボルゲリの土地を他の沿岸地域（例えばスベレート）と
明らかに異なる土壌を感じさせる典型的なこの地のスタイルを再現している。
醸造家はジョバンニ・バイロが手掛けている。
いい意味で最新設備に裏付けられた贅沢なボルゲリのワインとして、登場間もない
新進の蔵としては飛びぬけた高い世評を集めている。
赤ワインは中心となるアルニオーネと、セカンド・ラベルのアデオに加え、
プティ・ヴェルド主体の同社のフラッグシップワインのカンポ・アッラ・スーゲラを生産。